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La source d'Ingres,  Paris  ©DeepStSky 

017 自動車エンブレム I - 17

2022/08/17 投稿

   続けて

何学的図形や少し凝ったところがあるものも見てみましょう。

1 図形(簡素なデザイン) 1.16

 

  

 

 

 

 

 

 図1 雷奥 金立 PAZ 日建コンスタック 百智 通田 サヴィッジ・ライヴァル

 

 三輪や四輪EVの山東・金郷奥威車業の雷奥(Leo)は矢印に勝利のVでしょうか。三輪EVの山東金立(Jinli)車業も三角形のようです。ソ連時代からあるロシアのミニバスや小型バスのパズ(パブロフバス Pawlowski Awtobusny Sawod)のエンブレムは矢印のようにも見えます。戦後一時期、日本自動車工業の各種ミニカーNJ号、後日本軽自動車のニッケイ・タローを引き継いだのが、日建機械工業のコンスタックで、トラックとバンが1961年まで受注生産されていました。長城とヨゴモのJVの領途(リンク=ツアー)汽車の百智(Baizhi)新能源は大熊や大猫ブランドのEVミニカーを出しています。武器工場を受け継いだ吉林省の江北汽車が改称した吉林・通田(Tongtian, TTAuto)汽車はスズキ・アルトをライセンス生産していましたが、吉利に再編されました。二人のオランダの大学生が始めたスーパーカーのサヴィッジ・ライヴァルは年間20台限定の“ロードヨット”を造っています。エンブレムは何か分かりません。

 

 

 

      

 

 

 

 図2 隆鑫 スーパーフォーマンス プラクストン テレックス BTZ    センドク      ターバーグ・ロスロカ イリンガ 正民 オプヴィオ!

 

 重慶の隆鑫(Loncin)集団はオートバイ中心でしたが、今ではオート三輪から三輪EVまで出しています。米スーパーフォーマンスはスポーツカーのシェルビー・コブラのレプリカなどを出していますが、二車線の道路でしょうか。アレクサンダー・デニス傘下となった、20世紀初頭からの伝統的な英プラクストンは英国最大のコーチビルダーで主にバスを生産していますが、エンブレムは王冠でしょう。ボルボ(吉利)傘下の米テレックス・社は超大型トラックなど特殊トラックを製造しています。ロシアのBTZ、ウラジミール・モーター・トラック社は1944/1945からトラクターを生産しています。中国商用車の輸入組立をしているマレーシアのセンドク(信諾)グループのエンブレムはSでしょうか。パッカー車(ゴミ収集車・塵芥車)や道路清掃車に特化した英ターバーグ・ロスロカはそのEV化を進めています。エンブレムはゴミ箱のゴミを収集車に投げ入れている図案でしょうが、三菱の変形とも見られます。オーストリアのイリンガは1975年にスーパーカーを目指したAF‐2を2台生産して終わりました。電磁石メーカーの子会社・江蘇省徐州市の正民(Zhengmin)車業は三輪EVを生産していますが、そのエンブレムは磁線や磁界でしょう。ブラジルのオプヴィオ!(あったり前)はウイングドアの2シーター・マイクロカーを出していますが、時速220kmと言っています。


 

 

 

  

 

 図3 アトゥリス 威柯瑞 三陽 鎣石    シティEL 中翎    珠峰 マトゥラ・ムレーナ

 

 ピックアップのEVを発表した米アトゥリスは地球を縦横に走ると言うのでしょうか。低速EVの徳州威柯瑞(Weikerui)はイニシャルのWでしょう。台湾の三陽機車(SYM)はオートバイ・メーカーですが、軽バンなども若干出しています。エンブレムはSYMを意匠化したものでしょうか。上海鎣石(Eastone)汽車は昌河汽車と提携してEVを出しています。既に1987年にミニELの名でデンマークで開発された一人乗りEVトライクは、1991年からドイツでシティEL――エレクトリックのイニシャルでしょう――の名称で生産されています。時速60km前後の普通ヴァージョンと時速45km以下のマイクロカー・バージョンがあります。三輪EVの山東・中翎(Zhongling)電動は何でしょうか。低速EVの山東省・珠峰(ZF-KY Engine)機車は、太陽でしょうか。仏マトラがシムカを経てタルボと改称した1980年代の、バゲーラの改良型ムレーナを出していた時の社章で、現在も同様のデザインです。

      

    

 

 

 

 

 

図4 東風 東風風神 DFAC 東風富康 神龍 東風華神

 

 湖北省武漢市に本拠を構える国有企業で、当初は第二汽車と呼ばれていた東風(DFM, Dongfeng)汽車は企業カラーの赤に風に合わせて滑空する双飛燕のエンブレムです。東風と重慶・小康(Xiaokang, SokonとのJV・東風小康(Dongfeng Xiaokang = DFSKEVブランド・東風風光(Dongfeng Fengon)も東風のエンブレムを付けています。東風風神(Dongfeng Fengshen, Aeolus)は東風の乗用車サブブランドです。東風軽型車(DFAC)は東風の商用車ブランドです。東風はシトロエンZXを東風・富康(Fukang)として販売していましたが、ブランドを再興しました。東風とプジョー・シトロエンのJV・神龍(Shenlong)汽車では、東風から枠の円を外して少し変え、また英名イニシャルのⅮが二つのようにも見えます。トラックの東風・華神(Huashen)は新エンブレムを導入しました。

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図1 山東金郷奥威車業・雷奥新能源, 山東金立車業, PAZ, 日建コンスタック, 百智新能源, 吉林通田汽車, Savage Rivale          
図2 隆鑫集団, Superformance, Plaxton, Terex, BTZSendok, Terberg RosRoca, Ilinga, 正民車業, Obvio!             
図3 Atlis 1, 徳州威柯瑞電動車, 三陽機車(SYM), 上海鎣石汽車, CityEL, 中翎電動, 珠峰機車, Matra Murena      
図4 東風汽車, 東風風神, 東風軽型車, 東風富康, 神龍汽車, 東風華神汽車