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La source d'Ingres,  Paris  ©DeepStSky 

0329 Fehlanzeige - miss - néant - 外れ I

2023/01/31 投稿

    元は軍事関連用語で、

射撃訓練で的を外すことを言います。仏語では état néant, raté, coup raté とも言います。命中した場合は

当たり – Volltreffer, Treffer - bull's-eye, direct hit - coup au but, coup de maitre, touché

となります。また口語では、あることがなかったり、該当しない場合の

否定的通知/報告/回答 - negativer Bericht - negative report - rapport négatif

としても使われ、映画やテレビでよく聞く

negativ! - negative! - négatif!

と返答するのと同じことです。さらに

否(いな)!違う!的外れ!(大)間違い!エラー!罰点!誤り!ダメ!ペケ!不可!不正解!‐Wrong! No chance! Nothing doing! No such luck! Nada! - Raté!

などと言っても変わりありません。また漢語の「失当」がかなり近い語感です。

 紛らわしい言葉に

誤報、虚報、フェイクニュース、ゼロ表示/メッセージ - Fehlmeldung, Falsch-, Leer- (östr.), Ente, Fake News - incorrect messages, false report, hoax, fake news, nil return, nil report, nil notification - avis de manquant, message d’erreur, m. erronée, déclaration nulle, d. néant

 またエラーと関して、

エラー表示/メッセージ - Fehleranzeige, Fehlermeldung - error indication, error message - message d’erreur, message erronée, indication d’erreur

表示エラー - Anzeigenfehler - indication error - indication erronée

などがありますが、これらは相互にかなり混同されて翻訳されていますし、ドイツ自体でも同様に混乱して使われています。なお Fehlmeldung と言った場合には、

誤警報 - falscher Alarm - false alarm, false alerts - fausse alarme, fausse alerte

のこともあります。オーストリアで Leermeldung と言えば、質問表などを無記載で返却する場合で「該当するものなし」と言うことになります。また英語で nil return, nil report という場合は、多くは税務申告や損害保険で特段の「報告事項なし」と言うことです。さらに賃上げ交渉などのゼロ回答や株式の配当金ゼロという場合もあります。

 また外れですから、英語で dead loss と言った場合は、

丸損、役立たず、出来損ない - Totalausfall, Totalverlust, Niete, Versager - raté

などともなります。

 ドイツ語の Fehl は欠けている、足らないなどと言うところから、不正、誤りなどに繋がります。Fehlstart と言うと、フライング、これは和製英語ですが、不正出発の意味です。号砲前に飛び出すと言うところから来たのでしょう。英語で flying start と言うと飛ぶように絶好なスタートとなります。英仏語では、false start - faux depart です。Fehlbesetzung と言うと、miscast(ing), wrong choice, - erreur de recrutement, choix inadéquat - ミスキャストとなります。

 では Fehlanzeige として使われているところを見てみましょう。多くは口語です。

„Hast du denn schon versucht, sie im Büro zu erreichen?“ – „Ja klar, [war] auch Fehlanzeige“(DU, aufgerufen am 25.01.2023)
        彼女がオフィスにいるか、もう試してみたのか――うん、もちろん、これも外れだった!(ドゥーデン)

 ウクライナ侵略戦争をおっぱじめたプーチンですが、思惑外ればかりの状況です。

        Courtois: Putin ist einfach nicht mehr der Alte. Ja, er hat sich Russland ohne Skrupel untertan gemacht. Aber wie lautet Putins Fazit der letzten zwölf Monate? Bei Kriegsbeginn wollte er Kiew im Handstreich einnehmen. Fehlanzeige! Dann dachte Putin, dass die Europäische Union stillhalten würde, während er die Ukraine überrollt. Fehlanzeige! Die Nato sei "hirntot", die Amerikaner würden sich aus Europa hinausdrängen und die ukrainische Regierung unter Wolodymyr Selenskyj als ein Haufen von "Nazis" hinstellen lassen. Fehlanzeige, Fehlanzeige und nochmals Fehlanzeige! Putins Bilanz ist eine einzige Katastrophe, er steuert Russland mit rasender Geschwindigkeit auf den Abgrund zu. (t-online, Marc von Lüpke: Interview mit Prof. Stéphane Courtois, Akt: 23.01.2023)
        クルトワ プーチンは今や過去のプーチンではありません。そう、彼は何のためらいもなくロシアを服従させました。しかし、この12カ月間のプーチンの成果はどうでしょうか。開戦すれば、一撃の下にキーフを落とせると見ていましたが、それは外れ!そしてプーチンは、自分がウクライナを蹂躙している間、EUは沈黙しているだろうとも思っていました。これも外れ!NATOは「脳死状態」と言うことで、アメリカはヨーロッパからの撤退を推し進め、ヴォロディミル・セレンスキー政権下のウクライナが「ナチス」の一団であるかのように仕立て上げようとしました。これも外れ!外れに次ぐ外れ!プーチンがもたらしたことと言うと、考えられる中でも最悪の事態を招いたことで、彼はロシアを猛スピードで奈落の底へと導いているのです。(Tオンライン、マルク・フォン・リュプケ、クルトワ教授のインタビュー)

 「脳死状態」と言うのは、この数年前にマクロン仏大統領がNATOを評した表現です。

 ヘッセン州憲法擁護局が局内調査報告を120年間極秘としていたのに対して批判を浴び、30年間に短縮しましたが、それでも今からまだ20年もあるところを、メディアにインターネット上にすっぱ抜かれました。

        Der hessische Verfassungsschutz hatte keine Hinweise auf terroristische Aktivitäten von Rechtsextremisten. Er hatte nichts zum NSU. […] Zwar gibt es eine Notiz zu Mario Brehme, der gemeinsam mit dem Neonazi Tino Brandt den Thüringer Heimatschutz führte, aus dem später NSU hervorging. Offenbar war der hessische Verfassungsschutz auf ihn aufmerksam geworden, nachdem die Garage der drei späteren NSU-Terroristen 1998 durchsucht worden war. Man fand dort halb fertige Bomben, Neonazischriften, Sprengstoff. Was aus dem Hinweis zu Mario Brehme wurde? Fehlanzeige. Oder wie es im Bericht heißt: „Die Aktenführung und die damit verbundene Dokumentation von Arbeitsschritten“ waren „nicht gut“. Später trat Brehme aggressiv und herrisch im NSU-Prozess auf. Erinnern konnte er sich an nichts. (SZ, Annette Ramelsberger, 31.10.2022)
        ヘッセン州憲法擁護局には、右翼過激派によるテロ活動に対する情報はなかった。NSU(国家社会主義地下組織)に関しては何もなかった。【…】唯一、ネオナチのティノ・ブラントとともに、後にNSUがそこから生まれたチューリンゲン国土防衛隊を組織していたマリオ・ブレーメに関するメモがあった。1998年、後のNSUの3人のテロリストのガレージが捜索された後、明らかにヘッセン州憲法擁護局はブレーメに目をつけていた。そこでは、未完成の爆弾やネオナチの書籍、爆薬などが発見されていた。では、これらブレーメに関する情報は、適切に処理されたのだろうか。外れ!報告書の言葉で見ると「ファイル管理とそれに伴う作業手順の文書化」は「不可」とある。その後、ブレーメはNSU裁判で攻撃的で威張った態度で証言台に立った。事件に関しては、何も記憶にないと証言している。(『南ドイツ新聞』アネッテ・ラーメルスベルガー)