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La source d'Ingres,  Paris  ©DeepStSky 

014 自動車エンブレム I - 14

2022/03/28 投稿

   シンプルですが、

少し凝ったところもあるマークを見てみましょう。

1 図形(簡素なデザイン) 1.13

 

  

 

             

   

図1 アウディ・エンブレムの変遷 現行(1969以降) 1932 1949

 

 フォルクスワーゲン(VW)傘下、インゴルシュタットに本社を置くアウディ(Audi)の四つの輪は、「フォー・シルバーリングス」と呼ばれ、戦前にアウディ、DKW、ホルヒヴァンデラーの自動車メーカー4社が合併して、乗用車連合(Auto Union)となって以来、4社の不滅の団結を表すものとされていました。戦後ロータリーエンジンなどで有名だったNSUなどと合併したりしている中に社名が5社の筆頭であるアウディに代えられてしまいました。この社名はラテン語で、その訳は「よく聞け」となりますが、これは創業者ホルヒが1910年前後にドイツの高級車製造メーカーとなっていたホルヒ(Horch)株式会社から締め出され、新たにホルヒ有限会社を立ち上げましたが、商標権侵害の裁判で敗れました。そのため「よく聞け」とも取れる、問題となっている自分の名(ホルヒ)を友人の息子の高校生の提案でラテン語に訳して新社名(アウディ)としたことによります。と言うことで不滅の団結と言っても内輪の事情をエンブレムに表現しただけで、社名やエンブレムのいずれにもあまり高尚な意味はないと言うことになります。ただスバルのエンブレムでは一社のみが大きな星となっているのに比べると、オリンピックの五輪のように四個の輪が全て同じ大きさであるのは、感心ものです。アウディはドイツではごく平均的な車でしたが、1990年代にイメージチェンジを果たして、2000年代にはメルセデスベンツやBMWと並ぶドイツ三大高級車となりました。

          

   

 

 

 

  

   

    

 

図2 アウディ 1909 DKW ホルヒ ヴァンデラー1 

ヴァンデラー2 双環1 秦川1 愛萌2

 

 戦前のアウディは1920年代末期に次のDKWに吸収されました。戦前のオートバイと乗用車メーカーのDKWは最初開発していた蒸気動力車(Dampfkraftwagen)、玩具モーター・少年の願い(Des Knaben Wunsch)、電動アシスト自転車モーター・小さな奇跡(Das kleine Wunder)の頭字語です。後にアウディを買収し、さらにホルヒ社・ヴァンデラー社と合併してアウト・ウニオンを作りました。戦前ドイツで高級車を生産していた、創業者名を冠した独ホルヒは、創業者が排斥された後、合併してアウト・ウニオンになるまで社名を変更しませんでしたが、合併後もブランド名は残していました。合併してアウト・ウニオンとなった独ヴァンデラーは、当初はイニシャルのWが立体エンブレムともなっていました。平面エンブレムはごちゃごちゃしたものとなりました。河北石家庄の双環(Shuanghuan)汽車はその名の通り輪が二つでしたが、同じエンブレムを今は比亞迪(BYD)として再建された陝西省西安の秦川(Qinchuan)汽車がスズキ・アルトをライセンス生産した西安奥拓(Xian Alto)に付けていました。既に見た低速EVの江蘇・愛萌(Aimong)新能源には、アウディと間違われるのを意図したであろう五輪のエンブレムを付けている車もあります。

   

 

 

 

 

 

      

 


図3 シボレー 威馬 (Weltmeister) 1  欧尚 EDAG DSD

 

 米国ではフランス語の社名が発音しにくいためシェヴィー(Chevy)の愛称で親しまれている、GM基幹のシボレー(Chevrolet)は、創業者のデューラントがGMから締め出されていた時、レーサーのスイス人シボレーを前面に出して立ち上げた会社で、そのエンブレムはデューラントがパリで宿泊したホテルの壁紙から借りてきたと言うものです。ただの模様だけで意味などないようですが、その形から蝶ネクタイ(bow tie)と呼ばれています。上海の威馬(ウェルトマイスター、Weltmeister)の綺麗なエンブレムは何を象徴しているのかはよく分かりませんが、WMのようにも見えないでもありません。なぜドイツ語が社名となったのかは分かりません。長安汽車の欧尚(Oshan, Auchang)ブランドもよく分かりませんが、EuropeのEのようにも見えます。コンセプトカーを発表している独とスイスのEDAGグループは、創始者名を冠した独エッカルト・デザイン(Eckard Design)が源ですが、エンブレムはEとDのようにも見えます。スペインのDSDデザインのボレアス(Boreas)プロジェクトはプラグインハイブリッドEVのハイパーカーやSUVゴーレムを発表しています。

 

 

    

 

 

 

 

図4 合加 天際Enovate 中電 ソンダーゴール エービ=シュミット    清源 智己     AARD

 

 漢字の三は、合加(Gejia)新能源で、EV大型トラックを出しています。浙江省・電咖(Dianka Auto Technology = DearCC)汽車科技を前身とし、ハイエンドEVの天涯(Tianya)ブランドを出している湖北省の天際(Enovate)汽車も三のエンブレムですが、こちらは Enovate の両端のEを簡素化したものです。同じくEに電子の軌跡を描いたのはEVバンの鄭州中電(CENEV)新能源です。軽量スポーツカーのデンマーク・ソンダーゴールのエンブレムはソケットのように見えますが、EVではありません。スイスのエービと独シュミットが合併してできたエービ=シュミットは、特殊トラックなどを生産しています。天津の清源(GYEV)汽車はEV商用車や無人走行車を生産しています。ハイエンド知能EVの智己(Zhiji, IM Motors, Intelligence in Motion)は上汽(SAIC)、張江高科、アリババの共同プロジェクトです。南アのAARDは、鉱山関連の作業車を各種生産しています。

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図1 Audi, Audi 1932, Audi 1949           
図2 Audi 1909, DKW, Horch, Wanderer 1, Wanderer 2, 双環汽車1, 西安秦川汽車, 江蘇愛萌新能源電動車2                  
図3 Chevrolet, 威馬汽車(Weltmeister)1, 長安欧尚汽車, EDAG, DSD Design & Motorsport,         
図4 合加新能源, 天際汽車(Enovate), 鄭州中電新能源汽車, Sondergard, Aebi-Schmidt, 天津清源汽車, 智己汽車AARD Mining Equipment