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La source d'Ingres,  Paris  ©DeepStSky 

006 自動車エンブレム I - 6

2021/09/12 投稿

   星の輝きよりも強烈なのは

稲妻の閃光でしょう。

1 図形(簡素なデザイン) 1.5

        
  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


図1 オペルのエンブレムの変遷 現行(1964以来) 1862 1886 1899 1902 1930 1937 1951 1963    マーレイ

 

 現在はステランティス(プジョー・シトロエンPSA+フィアット・クライスラーFCA)傘下、それまではすでに戦前から米国ゼネラルモーターズ(GM)の子会社となっていたのが独オペル社です。1964年以来エンブレムに使われているオペルの閃光(Opel-Blitz)は、稲妻の煌めきで車の輝かしい迅速さを象徴したものです。19世紀半ばにアダム・オペルが現在でも本社のあるリュッセルスハイムにミシン会社を創設した時のエンブレムはイニシャルのAとOを盾形のワッペンにしたものでしたが、後に業種を自転車に切り替えた時にブランド名を勝利の閃光(Victoria Blitz)としていました。19世紀末から自動車の生産も始め、一時は目のようなエンブレムも採用しています。その後1929年に米ゼネラルモーターズ傘下となり、オペル・ブリッツ名のトラックも生産することになりましたが、すでにこの時に Blitz のiがブリッツとして図案化されています。その後戦後までフロントグリル上に付けるロケットの立体エンブレムを二次元化したものを使っていましたが、戦後しばらくしてこれが簡素化され、後により簡単にした時に、以前の字入りであったブリッツのデザインに近づき、さらに現行のブリッツとなりました。オペルのエンブレムの変遷は実際はもっと複雑でしたが、上記が大まかな流れとして見たものです。車自体の方は筆者も一度書いたようにオペルのアスコナB(Ascona)に乗っていましたが、割と使いやすい車でした。これをチューンアップしたアスコナ400でヴァルター・レールル(Walther Röhrl)が1982年に世界ラリー・チャンピオンとなりましたが、今でもその車はベルリンのオペル・センターに展示されています。またGMと提携していたいすゞのアスカはアスコナCの姉妹車です。ドイツでは戦前からの小型大衆車カデット(Kadett)がよく売れ、フォルクスワーゲン(VW)ビートルとその後継車ゴルフに次ぐ大衆車の第二位を維持し、いすゞのジェミニが外観を同じくする姉妹車でした。GMでは1990年初期にプラットフォームを同じくする英ボクスホール(ヴォクソール)のアストラに名称を統一したため、カデットの車種名は消滅し、世界的に豪ホールデン、南米のシボレー、北米サターンなどのアストラ、中国ではビュイックのエクセル(英朗)として販売され、2021年の秋時点ではアストラLが発表されています。アスコナのブランド内姉妹車種でスポーツクーペのマンタ(Manta)も全開の窓から片肘を出してドヤ顔で運転するドライバーたちが一世を風靡したものです。中型の高級車ではレコルト(Rekord)が多く見られ、また小型車のコルサ(Corsa,ボクスホールやホールデン)も人気で、日本にもコルサ(旧ヴィータ)の名で輸入されています。マーレイは、1950年にポルトガルのマリオ・レイテ(Mário Leite)が公道も走れるレーシングカーをオペルのエンジンとボクスホールのギアとブレーキを使って造ったものです。

 稲妻が電気のスパークであることはベンジャミン・フランクリンが雷雨の中で凧を揚げて明らかにしたことになっていますが、EVと共に電力記号がエンブレムにも使われるようになりました。

 

 

 

 

 

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図2 ローヅタウン ライオン・エレクトリック    デウス   

ボルト・モビリティ(米) グリーンテック 邁邁    電動屋    エレクトロ・マスター ウィーゴー ピルカー 中興智能 瑞馳 瑞馳SUV 賽力斯(Seres)   クーロン EMC    ニチデン号  たま       倢冠        ザップ      エストレマ   ライトニング トゥーガ    アウタルキア アウト・ルックス

 

 EVピックアップを出しているオハイオ州ローヅタウン市の新興EVメーカーのローヅタウンやEVのバスやトラックに力を入れているカナダのライオン・エレクトリックやEVハイパーカーのオーストリアの新興デウスは、電力マークそのものです。世界最速ランナーのウサイン・ボルトが立ち上げた同名のボルト・モビリティはEVのナノを発表していますが、電光をエンブレムに取り入れています。低速EVを出していた米グリーンテック(GTA)も、電気の閃光でしょう。米サリーンの中国現地法人江蘇賽麟汽車(Saleen)のマイクロEV・邁邁(Maimai)ブランドも同じエンブレムです。重慶・新特(SiTech)汽車はマイクロEVの電動屋(Diandongwu)ブランドを発表しましたが、一充電走行距離は402kmとのことです。カリフォルニア州のネーパ(Nepa Manufacturing Company)社は1962年から1970年まで一充電航続距離40マイル(65km)のゴルフカートやマイクロカーのエレクトロ・マスターを生産していました。米国アトランタのウィーゴー・テクノロジーズは双環(Shuanghuan)と共に逸早くEVを開発したウィーゴー・カーズが改名した企業です。スマートに似たマイクロEVのウィーゴー・ウィップ(Wheego Whip)、アジアでは双環ノーブル(バブル)を販売していました。1970年代後半から1980年代にかけてスイスのアルティザノ(スバッロ)がヴェッサのブランド名でEV軽自動車ピルカーを少数生産していました。中興智能(ZTE Smart Auto)汽車は、EVバスの珠海・広通客車を買収し、中興客車(ZTE Bus)と改称しましたが、後に見る親会社と似たエンブレムで、電気も意図しているのでしょう。重慶の東風小康(Dongfeng Xiaokang, SokonのEVブランド・瑞馳(RCEV)電動汽車・新能源も電流でしょうが、親会社小康の旧エンブレムのSの線対称となっています。そのSUVブランドはこれを鋭角化したエンブレムです。同じく小康(Sokon)子会社でカリフォルニアのEV商用車の旧SFモーターズ、現重慶・金康(Jinkang)傘下のEVブランド賽力斯(セレス Seres)もイニシャルのSでしょうが、電光のようにも見えます。ウクライナの新興クーロンは廉価なEV軽トラックを開発しています。ルーマニアのEMCはダチア・ローガンのプラットフォームのEVバンやピックアップを米国に輸出しています。1937年に電気自動車製作所が商用EV三輪ニチデン号を出しました。戦後プリンス自動車の前身・東京電気自動車(たま電気自動車)が生産していた、企業所在地・多摩からその名を取ったたまブランドはオペル・ブリッツに似た電気の閃光を象っています。上海・倢冠(QEV, Jieguan)新能源は、EVのハイパーカーやレーシングカー、SUV、バスなどを目指しています。ゼロ・エア・ポリューション(無公害)EVの米ザップは永源(Jonway)汽車の支配株主となり、ZAP Jonway と改名しましたが、2017年に倒産しました。モデナの伊エストレマはEVのハイパーカーを発表しています。英ライトニングは2007年にGTスポーツカーを発表しましたが、なかなか量産には至らないようです。ポルトガルの新興トゥーガは、時速140km、航続距離160kmと言う三輪軽EVを発表しています。スペインのアウタルキアは、1940年から1948年にかけてバス用の電動シャーシを生産していました。

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図1 Opel, Opel 1862, Opel 1886, Opel 1899, Opel 1902, Opel 1930, Opel 1937, Opel 1951Opel 1963Marlei              
図2 Lordstown Motors, Lion Electric, Deus Automobiles, Bolt Mobility, Greentech Automotive, 邁邁汽車, 電動屋, Electro Master, Wheego Technologies, Pilcar, 中興智能汽車・中與客車, 瑞馳電動汽車, 瑞馳新能源SUV, 賽力斯 (Seres), Coolon Motors, EMC, ニチデン号, たま, 上海倢冠新能源, ZAP, Estrema, Lightning Car Co., TUGA Innovations, Vehículos Eléctricos Autarquía, Auto Lux,